2025/04/04 09:00

ECサイトの運営はやはり思ったよりも重労働だ。

ブログを書いたり、商品の画像をちょこちょこと変えたり、あんまりやらないでいいようなことをやっているから、というのもあるとは思うのだけど、でも、考えないといけないことは確実に増えたような気がしていて、それに比例するようにPCに向かう時間が増えた。


加えて、ECサイトを知ってもらうための施策として、キーホルダーを秋田県内の近場な道の駅などに卸すことを考えていて、そちらの製作も忙しい。

これまで自分が売り子として存在していたからこそ売れていたものを、僕がいなくても、魅力的であると感じてもらわないといけない。

世の中の数多ある製品たちとようやく勝負することになる。

中身だけの勝負ではないからこそ、より一層頭を使わなければならなくてまたPCに向かう時間も増えた。


先日とある方にお会いした。その方はある宿泊施設の内装をデザインされていたのだけど、そのデザインがものすごくかっこよかった。

部屋のカーテンには一本の枯れ木が刺繍されていて、窓を開けると同じような木がある。

「あの木だよ」とその方はいう。特別なことはしなくてもよくて、そこにあるものをちゃんと見なよ、と言っていた。


そういう考え方から出来上がっているその宿泊施設の中身がおもしろくて、終始興奮しながら話を聞いていた。

そしてなにより「予算がないからこそおもしろいんじゃん」とも言っていて、それがほんと心に刺さったなあ。

どこかから予算を引っ張ってくることももちろん大事だけれど、ないなかでなんとかすること、ないなかで、おもしろくたのしく作ること。

いままさに予算がなくて、火の車状態なのだけど、こういうときこそ今までやってきたことを総動員する。

すると、けっこういい感じにできてきた。


5年前、秋田県にきたときとは比べものにならないくらい、できることが増えたなあとひとり感慨深くなる。

アイデアを出して、それがどう見えるのかを考えて、実行して、実際の反応を見て、また変えて。

たまにすごい人とお話して、そこでまた別の見方を得て、また変えて。

そうやってぐるぐると回転させまくって今があるんだな、と思ったのでした。

熊の革製品という中身ももちろん大事だけれど、それと同じくらいその中身をどう伝えるかも大事。



今日も見に来てくれてありがとうございます。

土日でサイトの商品補充、そして新商品の写真撮影などします。月曜日までお待ちを。