2025/03/31 09:00

山菜を売ろうと思っています。先々の予定が決まってきて、この週なら採りにいけるなという週が、ちょうど阿仁の山菜がで始める頃くらいで、そのときに10箱くらい販売する感じで売ろうかなと。やっぱり阿仁の山菜はめちゃくちゃおいしいと思うし、他と違うって引っ越したからこそよくわかるので、いまなら全力でPRできる気がするんですよね。



宮城に行商に行った時に、地元の山好きなおっちゃんと山トークをしました。そのときに僕は「山で稼ぐのむずいっす」って言ったんだけど、そのおっちゃんはなんと1年間で数百万も山のものを売って稼いでると。


正直ほんとか?と疑ってたんですけど、営業が終わってうちくるか?と誘われたんで、僕そういうのはホイホイ行っちゃうから、行きます!って返事して教えてくれた住所に行ったわけです。


そしたら、もう、ああこりゃあほんとの人だなって感じで、物置部屋に昨年採った香茸が山のようにあって、自然薯を掘るための自作した道具を持ってて、高く売れるぶどうつるも大量にあって(そして美しく使える状態になっている)、と、なるほど、これは僕のやってきた山のものとは訳が違うわ、と思って完敗したんです。


僕は2年前に山菜のネット販売をして、めちゃくちゃしんどい思いをした割に、ぜんぜん稼ぎにならないから、これは山が嫌いになっちゃうと思って一旦山菜のネット販売をやめようと思ったわけなんですが、そのおっちゃんの話を聞いていると、ネットだけにこだわってたことや、山菜にこだわってたこと、自分で採ることにこだわってたこと、いろんなこだわりがありすぎて、枷だらけで売ってたなあと思ったんです。


だから、もっと楽に、メインの稼ぎはもちろん革製品だけれど、隙間を縫うように山菜を採りに行こう、川の魚も釣りに行こう、きのこもとりにいこう、あけびもとりにいこう。売る場所だって、道の駅だって良い。売れなかったら、食えば良いし、あげればいいし。行くことで、また新たな山のものに出会えるから、行くことが一番大事なんですよね。そのおっちゃんの家に遊びに行けたおかげでそんなことを思ったのでした。


今年はそのおっちゃんが僕のことを覚えていてくれてたら、一緒に山に行くつもりです。そのときに山のこと、山の見方、またきっとマタギの方とは全然違うだろうから教えてもらいたいなと思っています。


今日も見にきてくれてありがとうございます。4月の10日あたりに告知したいなあと思っています。


写真はそのとき見せてくれたぶどうつるの財布。

財布も自作してる。こういう人がいることを知って、さらには知り合いになれることほどおもしろいことはない。