2025/03/28 09:00

ブログ更新しました。


BASEの機能のなかで、商品の説明をAIにお任せする、という機能がある。たとえば僕の場合、「熊の革・ハンドメイド」などと記入すると、チクタクチクタクとAIくんが考えて、ぶわっとそれはもう「それらしい文章」を作ってくれる。

これは絶対に僕には書けない文章だ、と思って、かなり誇大になっちゃっている部分と、革製品の取り扱い部分は書き換えて、けっこうそのまま使っていた。


僕は自分の商品だとか、自分自身を自己PRすることがものすごく苦手で、こういう説明文を書くのは、本当に時間がかかるし、でればやりたくない仕事だと思っている。

AIくんはそんな僕にとっては、ちびまるこちゃんでいうカザマくんみたいに、自己肯定感の塊みたいに感じる。清々しくて、気持ちいいほどに、「この商品がどれだけいいのか」について書くことができてしまう。

AIくんに任せたほうが楽だし、なんだか気持ちいいし、もうこれでいいじゃんと思っていた。


だが、昨日、ピースの又吉さんのYouTube動画を見ていて、AIくんが書いてくれた文章、僕の文章に書き直そうと思って、書き直した。

又吉さんは最近悩める30代に伝えておきたいことというテーマで、100個思いつくままにしゃべって、その中から珠玉の3つを選ぶ百の三という企画をしているのだけど、その動画で言っていたのは、AIが言ってくる意見はみんなが思っていることで、そんなこと言ったってなんの意味もない、ということだった。

むしろAIが言ってくることは「こういうことを言ったら褒められるんだな」と理解して、

でもそうじゃないんだよな、という自分とのズレをちゃんとことばにすることのほうが大事、と、そんなことを言っていたと思う。


僕にとってAIくんの書く文章は、世の中の「褒められそうな感じ」を、うまく掴んでいるものだと思う。

ふーんと思って読み飛ばす文章、空白よりは存在していたほうがいい文章。

せっかく僕の作ったサイトなのに、そんな文章が紛れ込んでいるのももったいない。

世の中の褒められそうな感じではないし、それを読んで「欲しい」と思ってもらえるようなものではないけれど、この製品を取り扱っている自分だけしか知らないことや感じていることを書いた方がいい。


ちらっと見た又吉さんのYouTubeのおかげで、ふとそんなことに気づけたのでした。